ご挨拶

 小林秀徳研究室(“KOBAKEN”)は、中央大学総合政策学部の小林秀徳教授を中心として、日本発の政策科学を展開している研究室です。
 「政策科学(Policy Sciences)」は、第二次世界大戦後のアメリカで、複雑な社会問題を取り扱うための知のフレームワーク及びコンテンツを開発するために生まれました。ST(Systems Thinking)やOR(Operations Research)をはじめとするシステム分析手法も、その成果のひとつです。
 1950年代より、プリンストン大学においてRobert Lynd教授がおこなった“Knowledge for What?(何のための知識か?)”と題する一連の講義に象徴されるように、特にアメリカにおいて社会問題との関連から知識のあり方が問われ、経済学、政治学、行政学、さらには文系、理系といった垣根を取り払い、全ての知を導入した社会問題の解決が試みられるようになりました。
 日本でもこの20年ほどの間に、私立では中央大学、慶応大学、同志社大学、関西学院大学、関西大学、立命館大学、早稲田大学、国立では筑波大学、東京大学、政策研究大学院、等の様々な大学で政策関連の学部や研究科が設立されてきました。しかしながら現在のところ、知識の垣根を越えた政策科学という学問領域が十分に認知され普及しているとは言えません。
 そこで小林秀徳研究室では、当サイトにて独自開発の政策分析ツール「DYNAMOPV」や最新の研究論文を公開している他、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネットといった多様なメディアを介して、政策科学を展開し普及させるための研究活動を鋭意おこなっています。政策の改善によって社会をより良くしたいと思う市民に、その手段を提供し、彼ら一人ひとりが自ら政策を研究する状況をつくり出すことが、我々の狙いなのです。